最近あちこちでこの議論をよく見かけるけど、いま買うべきAI株としてパランティアとNvidiaのどちらが本当に優れているのか?両方とも、いまAI分野で“絶対的な巨人”だけど、完全に違う角度から事業をやっている。1つはソフトウェアに賭けていて、もう1つはハードウェアだ。今見えている内容を整理してみる。



まず最初に目につくのは、両者のビジネスモデルだ。Nvidiaはデータセンター向けのGPU販売で絶好調で、まさにAIブームの“目利きとスコップ”みたいな存在になっている。今まさに大儲けしている。けれども、問題がある。いずれ、作り上げられた計算能力(コンピューティング・キャパシティ)が十分に行き渡る“飽和点”に到達するはずだ。そこまで来るのは何年も先かもしれないし、2030年以降になる可能性もある。でも、そのタイミングで成長はかなり強く打撃を受けることになる。そうなったら、主に古いハードウェアの入れ替えになるだけで、それは良い面はあるものの、今見えているような爆発的な成長とは同じではない。

パランティアは違う。もともとは政府のインテリジェンス(情報・諜報)分野のためにAI分析ソフトを作っていたが、そこから商業市場にも広がってきた。ソフトウェアの収益って、全然性格が違う。価値を提供し続け、そうしたサブスクリプションを維持できている限り、お金は流れ続ける。たとえばMicrosoft Officeがそうだ。何十年もキャッシュマシンとして回り続けている。パランティアが持ちうるのも、そういう“粘り強さ”だろう。純粋にビジネスモデルだけを見るなら、確実にパランティアのほうに分がある。

次は成長について話そう。パランティアは直近で前年比70%の売上成長を報告しており、売上は14億ドルに到達。そして利益を出していて、利益率は43%。Nvidiaは通常、利益率が50%台半ばに位置するので、収益性の面ではほぼ互角だ。ウォール街は今四半期にNvidiaが67%成長すると見込んでいて、正直なところ、彼らはだいたい期待を上回ってくる。両方とも完全に飛ばしているので、純粋な成長率という観点では、どちらにも明確な優位性はあまりない。

でもここからが面白い。評価(バリュエーション)がとにかく異常だ。パランティアはフォワードEPSベースで106倍で取引されていて、Nvidiaは23倍。これは正気じゃないレベルだ。パランティアの利益が360%跳ね上がらないと、Nvidiaの評価倍率に追いつくには足りない計算になる。そう、ソフトウェアのビジネスモデルにはプレミアムがつくのは分かる。けれども、パランティア株に対してNvidiaの4倍以上の金額を払うのは、私にはやりすぎに感じる。

「いま買うべき最良のAI株」を見るなら、結局は自分が実際にいくら払っているかを考慮しないといけない。これらの水準の評価を見る限り、Nvidiaのほうが賢い選択に見える。特に、AIへの支出が2026年を通じて増加していく流れもあるしね。市場は最近のNvidiaに対してちょっと変な反応を示している。妙に弱気で、そのせいでむしろかなり魅力的に見えてくる。

だから、この2社の中から「いま買うべき最良のAI株」を1つ選ぶなら、Nvidiaだ。バリュエーションが良い。成長も依然として驚異的だ。そしてハードウェア側の展開はいまもまだ初期段階のまま。パランティアは確かに長期的にはより良いビジネスモデルを持っている。でも、支払う価格が同じくらい重要になってくる。
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